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東日本大震災 ゴンだけが残った…震災4日後
毎日新聞 4月2日(土)15時0分配信

 ゴンは生きていた--。東日本大震災の津波被害を受けた岩手県宮古市で、弟さん一家は全員が死亡・行方不明になったが、飼い犬のゴンは奇跡的に生き残った。同じ市内で被災したYさんは「すべて流されてしまった中で、ゴンは唯一の形見です」と話し、ゴンを引き取ろうと考えている。

 愛犬家の弟夫婦はゴンの散歩を朝晩欠かさず、口癖は「ゴンも扶養家族にしたい」だった。津波でお店も自宅も被害を受け、弟さんは死亡、妻と母親は今も行方不明だ。

 Yさんは地震直後、夫とともに軽トラックで避難所に逃れ、弟さん一家を捜した。弟さんとは携帯電話のメールでお互いの避難状況を確認し合っていた。弟からきた最後のメールは「大丈夫か? 本当にちゃんと避難したな」だった。

 避難所で「(弟さんの)お店は津波でめちゃくちゃ」「(地震で停電したため)津波が来る直前まで水やロウソクを求める客に対応していた」と聞き、「覚悟を決めた」という。

 「ゴンのような犬が弟さん宅があったあたりにいた」と連絡があったのは被災から4日後の朝。近所の人が弟さん宅付近でうろうろしている犬を見つけ、車に乗せて避難所まで運んだ。特徴のある茶色と黒が交ざった背中としっぽの毛。Yさんが「ゴン」と呼ぶと車から降りて駆け寄ってきた。Yさんは「おまえだけでも生きていて良かった」と涙を流し、抱きかかえられたゴンは足を震わせていた。

 周辺の家屋はすべて津波で倒壊しており、家にいたゴンがなぜ生き延びられたのかは分からない。飲まず食わずで飼い主を捜していたのか、水を与えると一気に飲み干した。今でも海のある方向に連れていこうとすると足を踏ん張り、余震には体を震わせ、おびえているようだ。

 Yさんはゴンを被災を免れた知人に預けた。いずれ引き取るつもりだ。「散歩するたびに弟一家を思い出すでしょう。『大丈夫、ゴンとちゃんと一緒にいるよ』と言いたい」

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【東日本大震災】

 京都市動物園は27日、三重県と近畿地方の動物園と水族館が共同で、東日本大震災で被災した仙台市と盛岡市の動物園に餌を送ると発表した。

 京都市動物園によると、クマやウサギ、フラミンゴなどの固形の餌を含む約3400キロの支援物資を載せたトラックが28日に出発。29日に仙台市八木山動物公園と盛岡市動物公園に到着する予定。

 協力したのは、鳥羽水族館(三重)や天王寺動物園(大阪)、アドベンチャーワールド(和歌山)や神戸市立王子動物園(兵庫)など計9施設。